ソロキャンプ あなたにピッタリなのはどのスタイル お薦めのスタイル
ソロでソト遊び、ソロキャンプ歴4年、通算キャンプ歴20年以上の、ソロソトキャンプ管理人のサトシンです。
このブログはソロキャンプと旅や街歩きなどを発信していきたく開設しました。
ソロキャンパーとしては初心者ですが、少しでも管理人の経験が皆さんのお役に立てれば幸いです。
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さて、ソロキャンプにもいろいろなスタイルがありますが、今回はこれからソロキャンプを始めよう、または、自分の好きなソロキャンプスタイルが決まらずにまだお悩み中という方の参考になるような記事を書いていきます。 (かなりの独断が混ざっていますが)
ソロキャンプのスタイルあれこれ
管理人はいくつかのスタイルを実践してきましたので、その経験を通して感じたことなどを書いてみます。
メニューは管理人が(独断で)分類した下記の3項目です
- 車で行くグッズ満載のソロオートキャンプ
- 公共交通機関で行くグッズそこそこのソロ徒歩キャンプ
- 公共交通機関で行くグッズ最小限のソロ山岳キャンプ
1. 車で行くグッズ満載のソロオートキャンプ
管理人はだいぶ前に車の所有をやめてしまったので、現在はオートキャンプに行くことはありませんが、ソロキャンプを始めた当初はレンタカーを借りてキャンプグッズ満載のキャンプをしていました。
(こんな感じ↓↓)
ブログやYouTubeなどで情報を集めて、どうやら最近のキャンプはグッズ満載キャンプが流行っているらしいしこれは楽しそうと、思いつくままにグッズを揃え、何回か写真のようなキャンプをしてみました。
ところが、何回かするうちに疲れてしまい、スタイル変更をすることにしました。
何故疲れてしまったのか、その理由をメリットデメリットとして書いてみます。(あくまでも管理人の個人的な理由です)
メリット
- 現在はほとんどがオートキャンプ場なので場所の選定の自由度大
- 車を横付けできるキャンプ場ならば、グッズが多くても設営撤収が楽々
- 大型のテントも持って行かれるので、広々と過ごせる
- チェアーやコットも楽勝なので、超快適
- 好きなグッズ達に囲まれてのキャンプはとても満足感高し
- 調理器具も使いたい放題なので凝った料理も可能(味の保証は無し)
- 分厚いシュラフや暖房器具も使えれば冬キャンプもポッカポカ
- 急な天候悪化などがあっても車に避難できるのはすごい安心感
昔のキャンプのイメージで、ガソリンランタンやガスランタンを灯して、チェアーとテーブルをセットして好きな料理を作って酒を飲む。
う~む、至福の時間です。
それと、現在のコロナ禍を考えると、車で行くソロキャンプは三密を避ける意味ではとてもメリットがありますね。
デメリット
- グッズ持って行き放題なのでキャンプグッズ物欲沼にどっぷりハマる
- グッズが多すぎて車への積み下ろしでキャンプする前にすでに疲れる
- 欲張って持って行ったは良いが、使わないグッズが続出する
- 遠いキャンプ場だと往復の車の運転でもうヘトヘト
- 近所の人に引っ越しと間違えられる可能性がある
- (レンタカーだと借りたり返したりの手間がとても面倒)
管理人は車を所有していないのでレンタカーを借りざるを得ず、グッズを積みっぱなしにすることができないので、毎回フル装備(総重量50kg程度)を、合計4回積み下ろししなくてはならず、これだけで相当に疲れてしまいました。
しかも、過去の大病の後遺症もあり自家用車ではなく慣れないレンタカーを運転するだけでもかなりのストレス。
結果的には事故防止のためにも車で行くキャンプは諦めました。
まとめ
上記デメリットはグッズ満載のオートキャンプが問題なのではなく、管理人の身体的弱点と車を所有していないことからくる切実な理由もありますが、実際にはそれでもオートキャンプはとても楽しいですし、車だとキャンプ場選びに困らないのはメリットです。
それに、重い荷物を背負って歩かなくて良いのは何と言っても最大のメリットですし、自由度も格段に増えます。
どうしても荷物が増え気味になってしまうデメリットはありますが、やはりオートキャンプは圧倒的に便利です。
2. 公共交通機関で行くグッズそこそこのソロ徒歩キャンプ
現在管理人が一番実践しているスタイルです。
オートキャンプよりはだいぶグッズを減らさなければなりませんが、それでもキャリーバッグ等を使用すれば、かなりの量を持って行くことも充分可能です。
(こんな感じ↓↓)
写真は92リッターのキャリーバッグと22リッターのディパックで、大型テント、コット、チェアー、テーブルなども持って行きました。
さすがにクーラーボックスやガソリンランタン等は無理ですが、小さなウッドストーブや焚き火台で焚き火をする程度のお楽しみも可能です。
メリット
- 運転しないで良いので本当に楽
- グッズをある程度厳選する必要はあるが、それほどストイックに軽量化しなくても全然OK
- キャンプ場によっては焚き火などのお楽しみも可
- 逆にグッズが少ないので設営撤収が簡単
- キャリーバッグ以外でも大型ザックとトートバッグ程度でも可能
デメリット
- キャリーバッグの場合は引いて歩ける範囲でキャンプ場を探す必要がある
- 砂地などキャリーバッグを引けない場所もある
- 公共交通機関の乗り換えが面倒
- 大きなクーラーボックスを持って行かれないので暑い時期の食料保存とビールを冷やしておくのに苦労する
まとめ
こうして書いてみるとそれほどのデメリットはなく、管理人にとってはメリットのほうが大きいので、オートキャンプをやめる踏ん切りがつきました。
実際にこの写真の時期はまだ大型テントとコットを持って行きましたが、最近はもっとコンパクトな装備でも充分満足なソロキャンプができるようなってきたので、このテントとコットは手放してしまいました。
明るい大型ランタン等は持って行かれませんが、キャンドルランタンなどのほのかな灯かりでまったりと過ごすのも、案外と贅沢な時間です。
***ブログトップの写真は日光中禅寺湖菖蒲ケ浜キャンプ場ですが、58リッターのザックと20リッターほどのトートバッグだけで中型テントや焚き火グッズ等も楽々持って行かれました(総重量21kg程度)***
3. 公共交通機関で行くグッズ最小限のソロ山岳キャンプ
これも大好きなソロキャンプスタイルです。
管理人は散歩が趣味なので、長距離を歩くことにまったく拒否感がなく、むしろ大歓迎なのでとても楽しいです。
ただし、現時点の体力で背負って歩ける限界の重量があるので、グッズの軽量化と厳選はより慎重になります。
(こんな感じ↓↓)
管理人は大病の後遺症で若干の眩暈(めまい)などがあり危険を伴う登山はできないので、山岳地域といっても急峻な登山道以外の、トレッキングでたどり着けるようなキャンプ場にしか行かれませんが、それでも遥かな山並みを眺めながらのソロキャンプはまさに素晴らしいの一言です。
メリット
- 上高地や立山など自家用車やキャリーバッグでは行かれないキャンプ場に行かれる(上高地小梨平キャンプ場はキャリーバッグでも問題なく行かれます)
- と言うか、ザック一つ担げて歩ける体力と経験があればどこへでも行かれる
- もちろん公共交通機関使用で楽々移動できる
- 特に夜行バスを使えれば眠っている間に到着する(管理人はほとんど眠れませんが)
- 自然豊かな山岳地域の超絶景を眺めて過ごせる(これが本当に最高!)
- テントも小さく荷物も最小限なので設営撤収はあっという間
デメリット
- 季節や天候などに注意しないと危険なこともある
- 熊などの野生動物にも注意が必要
- グッズの軽量化にお金がかかる
- 軽量化をしても背負って歩ける体力は必要
- 炊事場などの指定場所以外での焚き火はほぼ全面禁止なのでちょっと寂しい
- 食料も持って行ける限界があるので、豪華なキャンプ飯は無理な場合も
まとめ
グッズは軽量化をしようと思えば思うほど、だいたいが高価な物になってしまいます。
特に総重量を減らすのにはテントの軽量化が一番の近道ですが、やはり山岳テントは高価になりがちです。
しかし、例えば上高地(標高1,500mほど)でも山岳地域では天候の急変などは当たり前ですし、涸沢カール(標高2,100mほど)まで登ればそれこそ一日の内でも気温の変化などもとても激しいので、身を守る砦としてのテントの選択は重要です。
***写真のテントはプロモンテのVL26という山岳テントで、正直管理人の使用範囲ではオーバースペックですが、体力の無さをグッズの軽量化で補うという軟弱ソロキャンパーなので仕方ないと自分自身を納得させています***
あとがき
オートキャンプと徒歩キャンプの違いは、突き詰めれば持って行かれるキャンプグッズの総量の差だと管理人は思っています。
それぞれメリットデメリットはありますが、どちらもとても素敵なキャンプを体験できるのは間違いありません。
管理人は東京の下町在住なので、それほど頻繁に超絶景を眺めに行くのは難しいですが、例えば家から近くて気軽に行かれる若洲海浜公園キャンプ場も大好きです。
もちろん自然豊かなキャンプ場のほうが絶対に雰囲気は良いですが、予定がない時、思いたったらすぐに行かれるキャンプや近所でのディキャンプも案外楽しいです。
なお上記以外にもブッシュクラフト等を楽しむ野営スタイルや、ハンモックソロキャンプなどもありますが、それらは多少ハードルが高くなりますし、管理人が実践していないのでここでは割愛します。
さて、山岳キャンプでの山のルールはもちろんですが、それぞれのキャンプ場には守るべきルールがあります。
そのルールを守りながら、皆さんも、ぜひ自分に合うソロキャンプスタイルを見つけて下さい。
一緒に楽しんで行けると良いですね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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現在管理人の住んでいる東京都は緊急事態宣言が発令されていますので、この記事のキャンプ写真は全て過去のものを掲載しています。