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徒歩キャンプのハードルは案外低い お気に入りのキャンプ場の見つけ方

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【上高地岳沢湿原にて。徒歩でしか行かれない場所で幻想的な景色に出会う時、来て良かったと思う瞬間です】

ソロでソト遊び、ソロキャンプ歴4年、通算キャンプ歴20年以上の、ソロソトキャンプ管理人のサトシンです。

このブログはソロキャンプと旅や街歩きなどを発信していきたく開設しました。

ソロキャンパーとしては初心者ですが、少しでも管理人の経験が皆さんのお役に立てれば幸いです。 

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管理人はここ2年以上、徒歩キャンプしかしていませんが、徒歩キャンプと言うと、どうしても下記のような不安があると思います。

  • 「荷物が多くて持って行くのが大変なのでは?」
  • 「公共交通機関利用は面倒じゃない?」
  • 「たくさん歩かないとたどり着けないの?」
  • 「どれくらいの荷物を持って行かれる?」

などなどの疑問もあると思いますが、いえいえ、そんなことはありません。

場所の選択さえしっかりと考えれば、徒歩キャンプのハードルは案外と低いです。

では、実際に管理人がどのように徒歩キャンプ候補地を選んでいるかを書いていきます。

なお、管理人はシニア世代で体力気力ともに自信がありませんので、どうしても軟弱キャンパーとしての独断的な考えになりますので、それをご承知置きいただいた上での、お薦めの徒歩キャンプ場のイチオシは

絶景の上高地、小梨平キャンプ場です。これはもう絶対です。

 

では、その理由も含めて管理人的徒歩キャンプの場所選びについて書いていきましょう。

 

管理人的徒歩キャンプの基本条件

  1. 公共交通機関利用なので荷物は少なくしたい
  2. できるだけ乗り換え回数が少ないほうがありがたい
  3. 交通機関利用を降りてからはキャンプ場まで近いほうが楽
  4. できれば絶景を眺めたい
  5. 周辺の散策コースが充実していると嬉しい

 

以上の基本条件を検証していきましょう。

 

1. 公共交通機関利用なので荷物は少なくしたい

これはそれぞれのグッズのパッキングサイズと重量を減らす以外にはありません。

テント、シュラフ、マットなどの基本グッズはある程度軽量化と価格のバーターであり、しかも寒い時期の妥協は快適性を犠牲にしかねないので、難しい部分でもあります。
しかし、キャリーバッグならば、多少は持って行かれるグッズに余裕ができます。

安楽キャンプを目指すとそれなりのグッズ、例えばチェアーなどは持って行きたくなりますので、どうしてもキャリーバッグの利用が有利になります。

(こんな感じ↓↓)

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【中禅寺湖菖蒲ケ浜にて。32リットルほどのキャリーバッグと28リットルのデイパックの組み合わせ。テントはパンダを使用】

 

2. できるだけ乗り換え回数が少ないほうがありがたい

ザック一つならば、乗り換えもそれほど苦になりませんが、キャリーバッグを引いて行くとなると、当たり前ですができるだけ乗り換えが少ないほうがありがたいです。

複数の経路があるならば、多少遠回りでも乗り換えが少なく、なおかつ空いている経路を選んだほうが楽です。

また、舗装されていない道を長時間キャリーバッグを引くのは大変ですので、できるだけ大きめのタイヤのキャリーバッグを選ぶと良いと思います。

90リットル級のキャリーバッグならば、そこそこのグッズ類、重量にして25kg以上は持って行かれます。

(こんな感じ↓↓)

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【若洲公園キャンプ場にて。92リットルのキャリーバッグ。25kg以上運べます。テントはステイシーを使用】

 

3. 交通機関利用を降りてからはキャンプ場まで近いほうが楽

山岳キャンプならば、6~7時間程度は頑張って歩きますが、キャリーバッグを引いて歩くとなると、できれば30分以内で到着できると楽だと感じています。

キャンプ場情報などにも最寄り駅からの距離や徒歩何分などと記載がありますので、それらを参考に検討します。

候補のキャンプ場があればブログやYouTubeで探すと、案外アップされていることも多いので、参考にしましょう。

ただし、キャリーバッグの場合、坂道は天敵ですので、できるだけ平坦路で行かれる場所にしたいです。

(こんな感じ↓↓)

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【上高地小梨平キャンプ場。上高地バスターミナルから平坦路を約15分で到着。本当に最高です】

 

4. できれば絶景を眺めたい

これは何を絶景と言うかでずいぶんと変わりますが、管理人的にはできれば山の景色が見られるキャンプ場を選んでしまいます。

海も良いですが、元々が渓流釣り師だったのでやはり山と川が好きですし、湖の畔(ほとり)も広々とした絶景が多くて大好きです。

上高地のキャンプ場や立山雷鳥沢キャンプ場などは、厳しい山登りをしなくても最高の景色を満喫できる徒歩キャンプが可能です。

(こんな感じ↓↓)

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【上高地梓川の清冽な流れと穂高連峰。これを絶景と言わずして何を絶景と言うのだ的絶景です】

 

5. 周辺の散策コースが充実していると嬉しい

重い荷物を持って歩くのは短いほうが楽ですが、テントを張ってしまえば、あとは周辺散策を楽しめる、周辺の散策コースが充実していると楽しめます。

ヘタレなので登山は遠慮気味ですが、軽い荷物を背負っての平坦路ならば10kmや20km程度を数日間歩いても平気なので、多数の散策コースがあれば飽きずに歩けて嬉しいです。

「るるぶ」等の旅行雑誌などでも散策コースが記載されていますので、参考になります。

(こんな感じ↓↓)

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【上高地バスターミナルから大正池に向かって。雨の日の散策もしっとりしていて案外好きですが、濡れた木道は滑るので注意しましょう】

 

  管理人的お気に入りのキャンプ場

 

ここまでの記事や写真でお気付きの方もいるかと思いますが、管理人はオートキャンプを止めて徒歩キャンプオンリーにした時から、気に入ったキャンプ場をグルグルとローテーションしています。

 

では、管理人がローテーションで行っているキャンプ場を紹介します。

  1. 東京都 若洲公園キャンプ場
  2. 日光 中禅寺湖菖蒲ケ浜キャンプ
  3. 上高地 小梨平キャンプ場、徳沢キャンプ場、横尾野営場

この3箇所ですが、それぞれその理由を書いてみます。

 

1. 東京都 若洲公園キャンプ場

 

良いところ
  • 公共交通機関利用でも行きやすい。新木場駅からバスで20分ほどで、バスを降りればもうそこはキャンプ場
  • 安価。1泊600円、追加のディキャンプ300円、合計900円で翌日の21時まで居られる
  • 区画は選べないが空いていればソロキャンプ用に静かな区画を選んでくれる
  • 売店が充実していて酒やおつまみなど買いたい放題
  • トイレや炊事棟も掃除が行き届いていてキレイ
  • コインシャワーも完備
  • 警備員が常時見回りしていて、安全管理が徹底している
  • 目の前が東京湾なので天気が良ければ房総半島まで見えるので、一応景色はある
  • 考え方次第では夜景がキレイとも言える

(こんな感じ↓↓)

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【若洲キャンプ場内から見た東京ゲートブリッジの夜景。昼間は無料でゲートブリッジに登って景色を楽しめます】

 

イマイチなところ
  • 絶景は望めない
  • 道路が近いのでトラックの騒音が酷いこともある
  • 風向きによっては旅客機が真上を飛ぶのでうるさいこともある
  • (耳栓を持って行くと良い)

 

まとめ

安近短の典型のようなキャンプ場ですが、逆に新幕(新しいテント)の試し張りや、グッズ類の使い心地を確認するなどには本当に便利です。

場内はキレイで安心、売店やレンタル用品(テント、シュラフなども)も充実しているのでこれからキャンプを始めようという方でも利用しやすいです。

 

2. 日光 中禅寺湖菖蒲ケ浜キャンプ

 

 良いところ
  • 東武日光駅またはJR日光駅からバスで1時間ほど、バス停から10分ほどでキャンプ場
  • 目の前が中禅寺湖なのでこれも絶景

(こんな感じ↓↓)

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【中禅寺湖菖蒲ケ浜。初夏の湖岸にテントを張れば、鏡のような湖面が広がっていました】
  • 戦場ヶ原や湯ノ湖など散策コースも充実
  • 湯元温泉も近いので外来で温泉も楽しめる
  • 売店でビールやカップラーメン程度は買える
  • キャンプ場内にも風呂とシャワーがある(平日で空いていると沸かしていないこともある)
  • 絶景の割に安価。入場料600円、1泊1,000円 (2020年度料金)
  • トイレは水洗、炊事場も広い
  • 予約の必要がないので気楽に行ける

 

イマイチなところ
  • 行きやすいので平日以外はかなり混雑する
  • 近くにコンビニ等がないので食料はほぼ全て持って行く必要がある
  • たまに鹿が出没する(野生動物は向かって来られたら鹿でも怖い)

 (こんな感じ↓↓)

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【夜中に鹿の鳴き声がしていたし、フンもあったので鹿が居るなとは思っていましたが、真っ昼間のキャンプ場内で悠々と草を食べていたのにはビックリ。若い鹿なのでまだ怖い物知らずなのでしょうね】

 

 まとめ

管理人は東武スカイツリー線沿線住まいなので、東武線で行かれる日光はとても便利なので、ここもローテーションで行っています。

観光地なので混雑することもありますが、散策路も充実しているし、標高1,200mあるので、夏場でも涼しいのは最高です。

開場期間が2021年度は4月24日~11月14日となっていますが、コロナ禍で変更もあるかもしれませんので、事前に確認してください。

 

3. 上高地 小梨平キャンプ場、徳沢キャンプ場、横尾野営場

 

良いところ

小梨平キャンプ場について

  • とにかく絶景過ぎる絶対に行くべきキャンプ場

(こんな感じ↓↓)

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【上高地小梨平キャンプ場。テントから顔を出せば、目の前にこの景色です】

  • 東京からは上高地バスターミナルまで夜行バスで行かれるので楽勝
  • 上高地バスターミナルから平坦路を徒歩約15分
  • テント泊は1泊1,200円、予約の必要なし
  • 食堂や売店はとても充実していて価格も山料金ではなく普通の価格
  • ウォシュレットトイレや風呂も完備
  • キャンプ場の予約の必要はないが、風呂はキャンプ場宿泊者のみで利用時間の予約が必要(コロナ禍の三密を避けるため)
  • 河童橋や大正池など日本を代表する観光地なので見所も多く、ホテルやカフェなどでオシャレな食事も思いのまま
  • 空いていれば大型テントも張らしてもらえる

(こんな感じ↓↓)

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【小梨平キャンプ場ならば、繁忙期、混雑時以外は大型テントも可能です】

 

徳沢キャンプ場について

  • 芝生のとてもキレイなキャンプ場
  • 上高地バスターミナルから平坦路を徒歩2時間程度
  • テント泊は1泊800円、予約の必要はなし
  • コロナ禍のため、昼食は食堂で食べられるが夕食は予約でテイクアウトのみ
  • コロナ禍のため外来入浴はなし
  • トイレは水洗、ウォシュレットトイレ(有料)もあり

(こんな感じ↓↓)

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【以前は牧場だったので芝生がとてもキレイ。奥に見えている徳沢園みちくさ食堂はソフトクリームが名物、美味しいですょ】

 

横尾野営場について

  • 上高地バスターミナルから徒歩3時間程度で山気分が味わえる
  • 横尾山荘宿泊者以外の食事の提供はしていない
  • コロナ禍のため外来入浴はなし
  • 売店で飲み物やカップラーメン等は購入できる
  • テント泊は1泊700円、予約の必要なし
  • トイレはチップ制だがキャンプ場利用者は無料

(こんな感じ↓↓)

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【横尾野営場まで来るとほとんどが登山者で山岳キャンプ場の色合いが濃くなってきます】

 

各キャンプ場ともにコロナ禍で制約があるので、利用の際は確認が必要です。

 

イマイチなところ
  • 上高地は完全に観光地なので時期によっては凄い混雑
  • 他には特に無し

 

まとめ

上高地へは東京からならば夜行バスで直行便があるので、管理人としてはひょっとすると若洲へ行くよりも楽かもと思っています。

コロナ禍の中、三密を避ける等ソーシャルディスタンス的に夜行バスはいかがなものか、と言う意見もありそうですが、マスク着用、手指の消毒、基本的にバスに乗ってしまえば全員ほとんど一言もしゃべりませんので、感染の可能性はかなり低いと思われます。

 

まあ、それはさておき、とにかく日本有数の絶景の名所でキャンプをできることの喜びは、本当に素晴らしいものがあります。

何度も書きますが、上高地小梨平キャンプ場、絶対に行くべきキャンプ場です。

なお、2021年の上高地開山期間は4月17日~11月15日ですが、小梨平キャンプ場は4月20日〜11月3日が営業期間です。

 

あとがき

 

徒歩キャンプはハードルが高いと思われがちですが、管理人としては上記の上高地や中禅寺湖ならば、車で行くよりもぜんぜん楽に行かれます。

例えば東京から上高地までは約270kmありますので、これをソロキャンプで一人で運転して行って、キャンプして散策して(登山して)、また運転して帰るなどは、どれくらい疲れるか考えるだけでも恐ろしいです。

しかも、上高地はマイカー規制なので最後は結局バスかタクシーで上高地バスターミナルまで行くことになりますので、高速代、ガソリン代、駐車代、バス代などを含めれば、夜行バスで行く徒歩キャンプのアドバンテージは計り知れません。

そう考えると、行く場所さえ厳選すれば、徒歩キャンプはかなり楽なキャンプスタイルです。

 

さて、管理人は本当に気に入っているキャンプ場3ヶ所をローテーションしているだけですが、もう歳ですので冒険心の欠片(かけら)もありません。

行き慣れた大好きなキャンプ場に年に数回行くことでほぼ満足しています。

極端に言えば年に3~4回行かれるならば、上高地だけでも良いかな、くらいに思っています。

 

とは言っても、行ってみたいキャンプ場もあるのですが、昨年はコロナ禍で行かれなかったので、今年行かれれば行ってみたいとも思っていますが、それは行けてからのお楽しみと言うことで。

 

皆さんのお気に入りのキャンプ場が見つかると良いですね。

 

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最後までお読みいただき、ありがとうございます。