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山岳キャンプにベストマッチなテントはどのテント

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【モンベルクロノスドーム2型。山の悪天候でも頼りになる良いテントです】

ソロでソト遊び、ソロキャンプ歴4年、通算キャンプ歴20年以上の、ソロソトキャンプ管理人のサトシンです。

このブログはソロキャンプと旅や街歩きなどを発信していきたく開設しました。

ソロキャンパーとしては初心者ですが、少しでも管理人の経験が皆さんのお役に立てれば幸いです。

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前回の記事で、オートキャンプと徒歩キャンプでベストマッチするテントを考えてみましたので、今回は管理人が独断で選ぶ山岳ソロキャンプにベストマッチのテントを紹介します。

 

山岳テントと言っても、ライトなトレッキングと本格的な登山では、クロスオーバーする部分と決定的に違う部分があります。

この記事ではライトトレッキングと本格登山の両カテゴリーのテントを例を挙げて説明していきますが、どちらかと言うとライトトレッキングよりの記事となります。

 

山岳テントを購入するにあたって、管理人が悩んだ点は

  • 「徒歩キャンプが前提なので重さが重要?」
  • 「本格的な登山用テントまで必要なの?」
  • 「日本製と外国製の差って何?」
  • 「1人用と2人用とどっちが良いの?」

などなどでした。

いろいろと悩んだ末に最初はライトトレッキング用のモンベルクロノスドーム2型を購入しましたが、後に本格登山用のプロモンテVL-26に変更。

しかし、管理人のようなライトトレッキングが主体のキャンプには、VL-26はオーバースペックと思った経緯がありますので、その経緯とそれぞれのメリットデメリットはまた別の記事で書いてみたいと思っていますが、今回は山岳テントの基本について書いていきます。

 

 山岳ソロキャンプ用テントは軽さが勝負?!

前回の記事でオートキャンプと徒歩キャンプでは、同じテントでもほとんど問題ありませんと書きましたが、山岳キャンプはすべての荷物を背負って長い距離を歩くことを考えると、やはりできるだけ軽いテントが欲しくなります。

 しかし、極端に軽いテントはその分、強度や使い勝手が難しいこともあり、山に慣れている方が使うのには問題がなくても、オールマイティーに使えるかと言うと、多少の不安もあります。

 

では、管理人のような山慣れしていない者はどのようなテントを選べばよいでしょう。

ズバリその疑問に対するお薦めがこれです。 

『ダブルウォールの2人用ドームテント』

もちろんダブルウォールよりもシングルウォール、2人用よりも1人用のほうが軽くなりますが、バリバリの山行の方はともかくとして、管理人のように

「とりあえず山岳キャンプもするょ~」

くらいな感じでしたら、やはりダブルウォール2人用ドームテントをお薦めします。

 そしてそのダブルウォール2人用ドームテントの中でも前述のライトトレッキングと本格登山の違いがあります。

 

ライトトレッキング用と本格登山用テントの違い

まずは重さの違いがあります。

登山用テントは本体、ポール、ペグや張り綱などを含めて、大体1.5kg前後が多数ですが、ライトトレッキング用テントですと、大体2kg~2.5kgくらいが多くなってきます。

そして徒歩キャンプだと、この重量差の800g~1kg程度の軽量化をしたくなりがちです。

また、登山用テントは山の狭いテント場でも張れるように、スペース的に小型なのも特徴で、冬山でも使用可能なスノーフライ(別売)が用意されている物が多いです。

 

ライトトレッキング用テントの例

  • モンベル クロノスドーム
  • ニーモ アトム2
  • MSR ハバハバ

登山用テントの例

  • モンベル ストラレッジ
  • アライテント エアーライズ トレックライズ
  • プロモンテ VS、VLシリーズ
  • ニーモ タニ 

日本製と外国製の違いについて

日本は夏は高温多湿の過酷な暑さ、冬は雪中キャンプの厳しい寒さまで対応しなければならないことを考えると、やはり日本の風土に合ったテントを製作している日本製のテントが有利と考えています。

外国製のテントですと、インナーテントがメッシュの物が多い傾向にありますが、これだと冬場は間違いなく寒いですが、夏場でもメッシュドアとの2重構造の多い日本製テントならば、多少は涼しく過ごすことも可能です。

また、山岳地域では豪雨や突風などに晒されて破損する恐れなどもありますので、ここでも修理体制が整っている日本製テントが有利です。

外国製でもニーモのように日本の気候風土に合わせた性能と、また修理体制も整えているメーカーもありますので、絶対に日本製が良いとも言い切れませんが、概ね日本製もテントの方が安心感は高いと思います。 

ただしオシャレ度で言うと、これは圧倒的に外国製のテントに軍配があがりそうですので、見た目の気に入ったテントを使うのもモチベーションアップにつながるので良いと思います。

1人用と2人用どちらが使いやすい?

山岳テントを購入する場合、1人用にするか2人用にするかは、100g単位の軽量化を目指すとけっこう悩ましい問題ですが、それでも2人用をお薦めします

例えばブログトップ写真のクロノスドームで考えると、1人用はインナーテントの幅が100cmで重量が1.95kg、2人用は幅が130cmで重量が2.18kg。

その重量差は230gですが、幅の30cmの差の使いやすさを考えると、まったく居住性が違います。

幅が100cmだと脇にザックなどを置くとけっこう狭いですが、130cmならばかなり快適です。

ましてや山岳テントの1人用だと幅80cmくらいのテントもありますが、80cmだと本当に身動きも大変と言う感じになってしまいます。

縦走等でどうしても軽量化をしたいのならばしかたないですが、あまりにキツキツのテントよりは多少ゆとりがあった方が楽に過ごせますので、よほどの軽量化よりは居住性を重視するのも良いと思います。

 

小型タープとの組み合わせについて 

山岳地帯では雨の日も多く、テントと小型タープと組み合わせると出入りの時に濡れないなどのかなりのメリットがあります。

(こんな感じ↓↓)

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【手前が管理人のクロノスドームですが、奥にも同じテントが。やっぱりカブります(笑)】

写真の小型ドームテントとタープの組み合わせの方は、たまたまお隣さんで上高地に通って20年以上という方だったので、いろいろと話しを聞かせてもらいましたが、山岳捜索隊にも参加されていたベテラン。

そのベテランのお薦めが小型タープとの組み合わせでしたが、ザックと小型のキャリーバッグで来ていましたが、写真のようにこのサイズのタープをトレッキングポール使用で立てるならば、ザック一つでも可能だと思います。

 

 あとがき

さて、2回にわたって書いてきたソロキャンプ用のテント記事のまとめをしてみます。

オートキャンプや徒歩キャンプ、なおかつ山岳キャンプも含めて1張りだけですべてをまかなうことを考えると

『ダブルウォールの2人用ドームテント』

だと感じています。

中でもライトトレッキング用のテントでしたら、設営撤収も楽々、2人用テントとしてはけっこう広くて快適に過ごせますし、ダブルウォールなので結露の問題や豪雨でもまったく平気。

 

もちろん、もっと軽いシングルウォールテントや軽量ワンポールテント、ツェルト泊などもあります。

しかし、極端な軽量化よりも背負って登れる体力、ヘタレな管理人にはこれが必要と思う今日この頃でした。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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管理人の住んでいる東京都は現在緊急事態宣言が発令されていますので、この記事のキャンプ写真は全て緊急事態宣言発令中ではない時期のものを掲載しています。